3 Dream or Reality
昨日の続きを書こうと思う。なんかただの惚気話を書くだけになっているけど次はまた別の話を書いていきます。
その子とカフェに行く当日
緊張し過ぎて心臓の鼓動が止まらなかった
絶対に遅れる訳には行かないからって早く出過ぎて待ち合わせの建物に1時間ぐらい早く着いた。今まで女子と2人っきりで出かけることなんかなかったから本当に緊張した。
そして……彼女が来た
そっからは本当に楽しかった。
カフェに入るまでポケモンセンターの中をウロウロしてたくさん置いてあるぬいぐるみで楽しそうにしている彼女を見てこっちまで楽しくなる。カフェに入ってからオシャレな料理の食べて一緒にゲームをして。
とにかく今まで全く価値がなかった俺の人生の価値がワンランク上になるような、本当に楽しい時間だった。
その帰り駅で別れたあとLINEが来た。
『今度○○行きませんか?』
今までこっちから誘うことは結構あったけど向こうから誘われるのは初めてだったからめちゃくちゃ嬉しかった。
その帰りの電車、既に俺の頭の中は次のお出かけの事で頭がいっぱいだった。
その時俺の頭の中にひとつの考えが浮かんだ。
『次会う時に告白しよう』
今まで好きな人ができても告白しようなんて考えが出る前に諦めてた。だけど今回は諦められなかった。絶対にしてやる、そう決心をして当日まで過ごした。
出かける日当日……
前回の比じゃないくらい緊張してた。前日の夜はなんて言おうってずっと考えて寝れなかった。そして彼女と色々周り帰りに一緒にご飯を食べた。
その時の話を今でも忘れない。
彼女と話してる時に最近困ってることがあると聞いた。同じ学校の先輩にストーカーされていたらしい。その話と一緒に今まで友達だと思ってたのにいきなり付きまとうようになった知り合いの話……
彼女は友達だと思ってたのにいきなり豹変する友人達に怖がっていた。
その話を聞いた告白しようとする気持ちは無くなった。
彼女は多分俺の事をただの仲の良い先輩だと思っているだろう、だからこそ俺から告白されたら困惑するし過去の出来事を思い出して困らせてしまうかもしれない。
だから俺は告白するのをやめた。
あきらめてしまった。
その日からたまに相談に乗ったりゲームの話をしたり、楽しい日々を過ごしている。
だけど告白しようと考える度に彼女の話を思い出す。仲の良い人達が急に好意を持ち豹変するのに悲しむ彼女の話を。
この話はまだ続いている。今俺は高校三年生。来年には卒業してしまう、だけど卒業するまでには気持ちを伝えたい。受験とかで来年までは告白なんか出来ない、その間に彼女に彼氏ができていたらそれこそ諦める時だが、もし俺が卒業する時彼女が誰とも付き合っていなかったら絶対に告白する。
俺は他の奴らみたいに困らせないようにして。